加工工程
加工工程
入荷 1.受入検査
素材の形状、数量、付着量の指定等を確認し、鋼材の大きさ、形状を確認・生産ロット単位に結束します。
前処理 2.前処理セット
素材をバケット(酸篭)に装入します。
(この際、素材と素材の面が接触しないよう注意します。)
前処理 3.ショットブラスト加工
必要に応じて、鋳物等、塩酸では汚れが落ちにくい素材の場合、ショットブラスティングマシンで物理的に表面の汚れを落とします。
前処理 4.脱脂
素材を脱脂槽に漬けて、油分を落とします。
前処理 5.水洗
素材を水洗い槽に入れ、脱脂液を落とします。
前処理 6.酸洗
素材を酸洗槽に漬けて、素材表面のさび等の汚れを落とします。
前処理 7.水洗
素材を水洗い槽に入れ、酸洗液を落とします。
前処理 8.前フラックス処理
素材をフラックス槽に入れることにより、亜鉛を付着しやすくします。
前処理 9.乾燥
素材を乾燥させます。
めっき 10.溶融亜鉛めっき
素材をめっき浴に漬けて、表面に亜鉛被膜を付着させます。
(当社では、蒸留亜鉛地金1種を使用しております。)
後処理 11.亜鉛切り
素材表面の余分な亜鉛を切ります。
(ボルト・ナット類は遠心分離機を使用し、勘合を重視します。)
後処理 12.仕上げフラックス処理
加工品を仕上げフラックス槽にいれ、亜鉛かすを取り除きます。
後処理 13.水冷却
素材を冷却水槽に入れ表面の亜鉛を固めます。
後処理 14.検査・出荷
外観検査(不めっき、やけ、たれ、ざらつき、かすびき、きず、変形、剥離)を行います。
また、必要に応じて、各種試験を行い、めっき試験成績表を作成します。